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FINANCIAL KNOWLEDGE

理論株価とは?

企業の稼ぐ力から計算する「目安の株価」— 価格の根拠を言語化するための補助線

理論株価は、企業の利益水準や財務状況などの情報から「このくらいの株価が妥当」と考えるための参考値です。市場の株価は需要と供給で決まるため、理論株価と常に一致するわけではありませんが、割安・割高を考えるための“軸”になります。


1. 理論株価で分かること

① 価格の妥当性を考える材料

「なぜこの株価なのか?」を、利益や資本などのファンダメンタルズ側から説明する助けになります。

② 銘柄間の比較のしやすさ

同じような事業の企業同士で、稼ぐ力に対して株価が高い/低いかを見比べやすくなります。

③ “安全域”の発想(マージン・オブ・セーフティ)

理論株価と比べて十分に低い水準で買えそうか、という「余白」を考えるきっかけになります。


2. ZaiNaviの理論株価(N=3 / N=5)

ZaiNaviでは、決算データをもとに算出した理論株価を 「理論株価 (N=3)」 「理論株価 (N=5)」 の2種類で表示します。

  • N=3:直近の状況を比較的反映しやすい(変化がある企業で動きやすい)
  • N=5:より長い期間で平準化されやすい(ブレをならして見たいときに有効)

※算出ロジックは、財務データの整備状況やアップデートにより変わる可能性があります。投資判断の唯一の根拠としては使用しないでください。


3. 使い方の例

① 市場株価との差を確認する

差が大きいときは、期待(成長/テーマ)や不安(景気/不祥事/需給)の要因がないか確認します。

② “推移”とセットで見る

単年の数字ではなく、売上・利益・ROE/ROIC などの推移と合わせて、持続性を確かめます。

③ 指標を組み合わせる

理論株価だけでなく、自己資本比率、フリーキャッシュフロー、負債倍率なども併せて確認すると、見落としが減ります。


4. 注意点

  • 市場株価は需給や期待で大きく動くため、理論株価との乖離は珍しくありません。
  • 景気敏感・成長株・赤字企業など、業種/局面によって理論株価が当てはまりにくいケースがあります。
  • 一時的な特別損益、資本政策(増資/自社株買い)、会計方針の変更などで見え方が変わります。

5. 注意事項(投資助言ではありません)

本ページは、指標の一般的な意味を説明するものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。実際の投資判断は、複数の指標や定性情報を総合的に検討し、ご自身の責任で行ってください。

関連ページ: ROE ROIC フリーキャッシュフロー